信用恐慌の謎 business cycle
帯の言葉をそのまま引用
何年の間に気づいたことは、世間には景気循環に関して2つの認識の誤りがあるという点だった。 第一は、人々は景気循環が痛みを起こすことがなくなると、途端にその存在を忘れてしまう傾向があるという点だ。景気循環の存在を忘れるということは、再出現に備えることを忘れるということでもある
第二は、景気循環現象を構造現象と混同する傾向が存在するという点だ。景気後退や大不況になると、必ずといっていいほど経済の構造問題が浮上してくるし、また経済危機に直面して、多くの場合それらの構造問題を是正するための処置が早晩取られることになる。どころが、多くの人々は過剰反応し、景気後退に見舞われた国の基礎的な経済モデルは(構造変化によって)もう役立たずになったと、みなしてしまう。
昔まとめたページへのリンク
https://amzn.to/3eeEdzN https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61T9XSE118L._SX322_BO1,204,203,200_.jpg